DX推進により"働きがい改革"に具体的な成果が現れ始めています。その1つが「残業時間の削減」です。ZAC導入により、これまで複数のExcelファイルを駆使していた業績管理から二重入力・転記の手間が簡略化され、1人あたりの残業時間を10時間以上削減できた部署もあります。その結果、社員一人一人にゆとりができ、技術研修会への参加など自分のスキルアップに時間を充てる人が増えたほか、「ファミリーデー」の実施など、社員の働きやすい環境構築につながっています。
「ハンコのために会社に出社しないといけないのでは、働き方改革も何も始まらない。だから河野大臣よりだいぶ前に、ハンコをなくすように会社に働きかけました(笑)」(経営企画部部長 稲葉博史さん)。 ZACによる押印の電子化、ペーパーレス化の効果は大きく、押印申請、紙の印刷に関わる人件費、諸経費などから年間870万円の削減効果を見込んでいます。
「私は営業なので"○ ○ の切り口から数字を出してほしい"と社長から言われることが多いのですが、ZACの集計機能で時間をかけずに数字を報告できるようになりました。」(営業統括部次長 諸石大さん)
ISTソフトウェアではこのように、経産省の『DXレポート』でも指摘されていた社内のデータ活用がZACで容易になっています。
「時間と場所を問わない働き方は、社員にとっても会社にとっても選択肢が増えるメリットがあります。一方で生産性がまったく落ちない業務は少ないと考えられることなど、リモートワークの課題も見つかりました」 (稲葉さん)。
コロナ禍でもDX推進により本業に注力できる環境を作り、自社製品、ITサービスの売上拡大、新規サービス開発/展開を行い、ストックビジネス拡大を推し進めています。